紅い基板がRX8900 |
RX8900は、DXCXO内蔵高精度リアルタイムクロックです。温度補正され、出荷時に周波数調整されているのでトリムなしに高精度(公称月差9秒)で働くRTC ICです。
バッテリバックアップ性能を試してみました。
RX8900は、Vbat端子が独立していて電気二重層キャパシタの場合抵抗を1本つけるだけで充電・バックアップが可能になります。リチウム一次電池などの場合には充電阻止のダイオードが必要です。
買い置きの1Fの電気二重層と抵抗を直列にして、Vbatに接続し、時刻をセットしたあとVccを切ってそのまま放置します。キャパシタの電圧を見てると直後に2.4Vまで下がってバックアップモードに入り、その後はごくゆっくり電圧が下がっていきます。
72時間後の電圧は1.656Vでした。最低電圧1.6Vとのことなので、まだ余裕です。
マイコンを接続して時刻を読み出したところ…見事に経時されていました。いやー…すごいですね。いま、製品としてデジタル時計を作っているところなので、しっかり働いてもらおうと思います。
追記:96時間での計測を忘れて104時間後に計測したところ1.44Vでした。もうダメかと思ったのですが、ちゃんと正確にときを刻んでいました。さすが、墜落した飛行機が海底から引き上げられた際にも動いていたというSEIKOの子孫ですね!
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