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| 上から0402, 0603, 0805, 1206, SOT2-3, MSMF Style2, 4x4.2mmインダクタ |
本体+サポートをPLA、インタフェースをPETGという基本プレイ
前回PLAである程度はできていたのですが、動きの悪いレールや出力に失敗するケースも多いため、P1SをAMS 2 Proバージョンに買い替えたのを契機に、「絶対成功する出力ルール」を確立する方向でがんばりました。経過を省略すると
結論:本体とサポートはPLA、インタフェースだけPETG
というごく当たり前の結論に至りました。
最初これを試したのですがボロボロで……Blinds Feeder提唱者の方もPETGを推奨しておられるのでPETG単体で試行錯誤を重ねたのですが、どうしても100%の成功には至らず。
ただ、パラメータを追い込んだことで出力もだいぶきれいになり「ノズルに溜まったダマが壁を壊す」現象も解消できました。
PLAについては、フィラメントのデフォルト流量を2-3%減らす。Bambu PLAの標準は0.98になっていましたが、これを0.95まで落としたらダマがほとんど出なくなりました。
PETGはPolylite PETGですが、流量0.95→0.92で安定しています。また、ノズル温度は初期値255度、それ以外250度、フローを8㎜^3にしてきれいにでるようになりました。
マシンの設定は、糸引き対策としてZ-hopをAutoからSpiralに変更しました。
プリントの設定としてはQuality→Advanced→Avoid crossing wallをチェックしました。移動時に壁をまたぐケースが減るので、ダマが壁を壊すリスクが減るそうです。
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| 本体+インタフェース+サポート(健気) |
Blinds Feederの設定について
なるべく楽をして生きていきたい私がこんなに試行錯誤したのは、OpenPnPで「透明なカットテープを楽に認識して使いたい」からです。カットテープを扱う上で最良のフィーダーはReference Stripe Feederです。光学認識でスプロケット穴を認識し、穴と部品の相対位置を設定すればあとは光学認識とあとは単純な座標計算で部品を着々と拾ってくれます。ただ、透明カットテープは背景との差が出にくいために光学認識が失敗します。環境光の影響も受けるのでカーテンを閉めた部屋でも昼と夜とで動作が違ったりもします。Blinds Feederは、指定の色(前回に書いた通り、部品とHSVが大きく異なる背景であれば認識しやすいです。背景のHSVはスクショをClaudeさんに「この画像の主たる部分のHSVを調べて。値域は255でmin/max」などとプロンプトつけて投げればいい感じの値を算出してもらえます。もうテープの色が何色だろうが関係ないのです。とても嬉しいことです。
残る問題として、テープ上での部品の幅(テープの長さ方向)がピッチの半分を越えると、フタがブラインドとして機能しなくなります。開いている窓が部品より狭くなってしまうからです。私がBlinds Feederを使いたいと思う動機は2つ、
- フタと閉めて保管したい。カバーテープ剥がして保管するとちょっとした振動で部品が飛び出します。Blinds Feederは蓋付きなので安心!!
- Stripe Feederで認識するのが難しい透明なカットテープを何とかしたい
です。
BSS138は黒い静電防止テープなのでStripe Feederでもきちんと認識されるのですが、SOT23はちょっとした振動でもトレイの中でひっくり返ってしまいます。そのため、できるだけフタで守りたい。インダクタなど大きめの部品は透明テープでピッチも小さいことが多いので、困ります。
なお、このあとにOpenSCADの設定を書いていきますが、パラメーターのWidthは私の写真の上下方向=テープの幅方向です。部品の幅は写真だとテープでは長さ方向になるので、ややこしいです。どうぞお気をつけて。
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| SOT23-3(BSS138) |
ということで、4mmピッチのBSS138はポケットの長さ方向の幅3mmの2倍としてpocket_pitch=6を指定してみています。
tapeBSS138_1 = TapeDefinition(tape_width=8,tape_thickness=0.6,pocket_portrusion=1.4,pocket_pitch=6,pocket_width=4,tape_play=0.05,cover_play=0.05);
こうするとテープ上のピッチは4mmなので12mmごとに窓が正しく開きます。とりあえず出力はうまく行きました。OpenPnPに設定する時にピッチを12mmにすれば認識してくれるんじゃないかなぁ……と思うのですがまだ試していません。追試を待て!
SOT23に限らないですが、樹脂のテープ、特に静電防止加工のテープは、ちょっとピンセットが触っただけでカットテープがバネ状に振動して部品が跳ねたりひっくり返ったりしがちです。これを避けるにテープの裏側にニチバンの幅5mmの両面テープを貼ってます。ポケットの幅(上下方向)は3mmぐらいなので上下にハミ出すのですが、それを押し込むようにするとテープの糊がいい感じに振動をダンピングして部品のジャンプを大幅に減らしてくれます。
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| SRP4020FA-1R5M |
インダクタのSRP4020も同様です。みっちりつまっていますが、
tape12mm_SRP4020 = TapeDefinition(tape_width=12,tape_thickness=0.6,pocket_portrusion=2.8,pocket_pitch=12,pocket_width=5.4,tape_play=0.1,cover_play=0.05,blinds=true);
以上のように実際のピッチは8mmですが、pocket_pitchは12mmにして窓を大きくし、一つおきに拾ったあとはまた窓をずらして残りを拾う……という作戦です。これもBSS同様まだOpenPnPで試していませんが……追試をお待ちください。
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| 0805 / 1206 |
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| MF-MSMF030-2 |
tape12mm_MSMF = TapeDefinition(tape_width=12,tape_thickness=0.4,pocket_portrusion=1.2,pocket_pitch=8,pocket_width=5.0,tape_play=0.1,cover_play=0.05);
なお、OpenSCADへのパラメータについて……tape_thicknessは計測した厚さを0.2mm単位で切り上げる感じですが、フタの動きが渋いときにはさらに0.2mm増やしてみるといいかもしれません。
tepa_playとcover_playはオリジナルのwikiに掲載されている図や説明にある通り、水平方向の「遊び」です。これが原因で動きが渋くなったりテープが装着できないというのはまだ経験していません。
赤い印がついてますが、ちょっとしたTIPSです。フタの部分は1レーンずつバラバラに出力されるので、どのフタがどのレーンのものかわからなくなってしまいます。なので、出力が終わったら赤いマジックで上から順番に1, 2, 3と印を付けています。「おなじ幅だとおなじフタ」になっていると思うのですが、出力のばらつきと区別がつかないケースも多いので、今のところ確実に再現できるように印をつけております。
3Dプリントの試行錯誤について
- まずPETGフィラメントを乾燥して乾燥して乾燥
- PETG標準のパラメータで出力→盛大に失敗
- タイムラプスでは原因がわからなかったので実機で見ているとノズルのダマが次第の大きくなっていき、壁をひっかけて崩れるケースがあった
- ダマ対策で流量、温度、ホップなどを調整調整調整
- 細くオーバーハングも大きいので強い付着が必要。そのために先達からアドバイスをいただいてYOOPEIプレートを導入するも破綻、純正液体接着剤も購入するがそれも駄目
- 純正のSmooth PEIが自宅にあったので公式の指示通り液体接着剤を4回塗っては乾かして、8レーンのうち7レーンの出力に成功
- しかし手間が大変(塗って70度5分乾燥、これを4回)。
- 一度PLAで試すが100%成功とはいかず、フタの動きもよくない
- 塗布→出力→失敗して洗浄を10回以上繰り返してイヤになる
- ヘアスプレーケープが良いと教えていただいて買ってみる。マスキング用のカバーを製造したこともあって均一に塗布できるようになるが、純正液体接着剤と比べると定着度はやや劣る
- PLAをサポート+インタフェースとしてPETGを本体とする→まったく付着せず。パラメータを変更するが駄目
- 基本に返って、ダマのでない条件の下で、インタフェースをPETGとしてPLAで出力したところ、ばっちりできた。
- 本記事に至る



























