ESP-WROOM-02 : Board4サポートページ


■目次■

  • 追記
  • はじめに
  • コンセプト
  • 使い方
  • 回路図 / パターン
  • Eagleデータ
  • お買い求めは
  • サポートは

■追記2016年12月7日■

FTDIと通信できない、という現象についてBoard1ユーザの方からレポートをいただきました。同様の現象について現在情報の収集に努めておりますが、もし同様の問題が起こっておられる方はお手数をおかけして恐縮ですが info@kurahashi-ya.com までご一報いただけると幸いです。

レポートにお礼申し上げますとともに、ご不便をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。

■はじめに■

Board1につづく新製品Board4をご紹介します。

Board4は、Board1と同一のコンセプトでより小型化したESP-WROOM-02モジュールです。ご覧の通り、約25x25mmにすべて収めています。

FTDIもnodencuな回路も乗っていません。小さくするためにRSTとPROGスイッチも省略し、大きなOS-CONの代わりに積層セラミックコンデンサを多めに配置しました。電源の特性に関してはBoard1と同等の性能を確保しました。

シルク印刷の限界に挑戦、しているわけではないです

価格は税込み2,160円です。安くないですね…申し訳ありません。

両面表面実装のため製造コストが上がってしまい、ただでさえ高いBoard1よりも高くなってしまいました…仲間内では誰が買うんだこんなの?と言われてますが、私が使いたいから作った…ということで許してください。

■コンセプト■

「何かに組み込んで使うために余計な回路は乗せない」という意味で、Board1と同じ路線です。

ソフトを書き込むためのスイッチや回路すら乗せていないので、開発に使うとちょっと不便です。例えばスイッチサイエンスさんのESPrでがっつりデバッグまで済ませてからBoard4に書き込みをしロボットや屋外の計測デバイスとして組み込んでお使いください。

例えば、Elecrowってところで、2軸のTilt & Panステージが販売されています。サーボを2個組み合わせてステージを上下左右に動かすすることができて、カメラや放射温度計を搭載すると比較的簡単に遠隔操作可能なカメラを作ることができます。Board4は、ステージ上にセンサーと一緒に搭載できるので、ステージからサーボへの配線を伸ばせば、あとは電源の線だけを外に引き出せば済みます。サーボモータは電源にノイズを撒き散らしますが、Board4の高品質な電源はノイズを抑制しESPの安定動作を支えます。


なお、上の例では赤外線放射温度センサーMLX90614を直接Board4に挿しています。購入したモジュールがSDA, SCL, GND, Vccの並びでBoard4の並びとは違うので、SDAとSCLを合わせてGndはIO12、VccをIO13に差し込み、それぞれdigitalWrite(12, LOW)、digitalWrite(13, HIGH);で電源を供給しています。消費電力の少ないセンサーだからできる技ですが、まぁ苦肉の策ということで…。

実際の製作などに関しては、こちらをご覧ください。

久しぶりに引っ張り出したら、iPhoneアプリもちゃんと動いてくれて一安心。昔(というほど前の話でもないですが)と比べると配線技術なども進歩していてよかったよかった。なお、ESP-WROOM-02をステージに固定しているのは、3Mの「横に引っ張るときれいに剥がれる両面テープ」です。上の写真で、電池ボックスと本体の間に白いベロが出てますが、これを引っ張るとぺろーんと剥がれてくれます。

■使い方■

プログラムをアップロードするには、PROGとRESETをGNDに落とし、RESETを先に離してPROGを離す、必要があります。私はジャンパワイヤの片方をGNDにつないでおいて、PROGに挿す▶RESETに挿す▶RESET抜く▶PROG抜く…という手順で切り替えてます。

左はFTDI, 右にBoard4+MLX90614

めんどくさいっすね…。

というわけでOTAを使いましょう。OTAとはUSBシリアルのかわりにWiFi経由でプログラムをアップロードする機能です。最初の一回だけは上記の手順(PROGとRESET)でOTA対応プログラムを書き込む必要があり、その後もOTA対応のソースに一部手を加える形で応用プログラムを書く必要があります。でも、USBシリアルよりも遥かに高速ですし、PROG / RESETの必要もありません。

■回路図 / パターン■





■Eagleデータ■

こちらに公開しています。ご自由にお使いください。

なお、部品ライブラリ作者の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございます。

■お買い求めは■

スイッチサイエンス社から発売中です。

■サポートは■

Google+上にグループを作成しました。「ESP-WROOM-02/Boardユーザ会@倉橋屋」です。一般公開ですので、ご購入前の方も疑問点などお気軽に書き込みしてください!

また、上記githubのIssuesもご利用可能です。githubに慣れている方はこちらの方が使いやすいかもしれません。

どうぞよろしくお願いします。

2 件のコメント:

  1. 小型というだけで、十分魅力的だと思います。
    何かしらに搭載するときは、スペース・重量の問題は常にありますから。
    欲しくなってしまいましたw
    Board1をある程度使いこなせるようになったら、購入も検討してみます。

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  2. ありがとうございます!

    電子工作では大は小を兼ねる、とは限らないですからね。むしろ逆(笑)。ご検討よろしくお願いいたします。

    返信削除

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