2016年5月28日土曜日

生活感のあるリフロー


皿洗いと洗濯の合間にリフローしております。

最近になって、ようやくホットプレートリフローのコツがつかめてきたような気がします。基本に忠実たれ、と言いますが、やっぱり余熱は大事ですね。

最近の手順はこんな感じです。
  1. プロファイルを見ると150度で60-120秒と書いてあることが多いですが、ホットプレートの場合は熱が回りにくいので、何も入れず蓋をした状態で160度前後を数分間維持して全体の温度を上げておきます。
  2. ブツを入れて60-120秒余熱。その間、あまり温度はシビアに調整しなくても大丈夫ですが、あくまでも余熱なので150度を超えないようにしましょう。
  3. 蓋を開けて放射温度計でホットプレート面が240度を越えないように監視しながら、ハンダが十分に溶けこんだのを確認したらホットプレートのスイッチをオフ
  4. 命がけでウチワなどで扇いで温度を下げる
  5. 150度まで下がったらピンセットなどで取り出して冷ます。

余熱後〜ハンダが溶け込むまで30-45秒くらい、ウチワで150度まで冷ますのに2分ぐらいかかってしまいます。本当はもっと早く下げたいのですが…。

慣れてきたのでハンダの状態を見ればだいたい温度が推測できるんですが、それでもホットプレートの温度ムラや基板表面への熱伝達遅れなどがあるので、やっぱり放射温度計でのチェックは欠かせません。

ハンダペーストは最近また中国製のを使っています。シリンジ入のペーストと模型工作用注射針をebayから取り寄せました。作業時に十分室温に戻しておき、基板をしっかり余熱すれば特に問題ないようです。注射針は数種類の太さがセットになっているものが安いので、それを取り寄せて自分に合った太さをいろいろ試してみることをお勧めします。



ホットプレートは相変わらず山善(YAMAZEN) グリル鍋 1200W 容量2L(直径23 深さ5cm) ブラウン GN-1200(T) です。私が買った時は1445円でしたが、今は2500円に上ってますねぇ。

放射温度計は私のやつより測定範囲の広い新型(サインソニック 【-50~+380℃】 非接触式 赤外線放射温度計 SS300 電池付き! )が出てるなぁ…。

そういえばソフトチップピンセット はぜんぜん使っていません。先が太いというか分厚いので、せっかく乗せた他の部品にぶつかってしまうので。

ルーペは相変わらず安物を使っています。もうちょっと良いものが欲しいです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。