空気室なら知ってるけど、空気質ってあんまり聞かない / 使わない言葉ですね。意味わかるけど。
ずっと前にaitendoで衝動買いしてそのまま忘れていました(空気質センサモジュール [MQ135-4P])。それにしても空気質。指標はいろいろありますが、いったい何を測定してくれるのでしょうか。とりあえず、この手のものとしては秋月で売っているTGS2450が電子工作界ではおなじみだと思います。
秋月のサイトから |
ただしTGS2450は結構気難しいというかヒーターの電圧や加圧時間を間違えるとすぐに焼損することで有名です。私も使ったことがあります(懐かしい記事はこちら)。
でも、こっちの空気質センサーは、モジュールになっていて電源5vをかければ0-4vで空気の質がわかる、というシロモノです。
ということで、使ってみました。
<追記 2016-03-18> 90mAも消費するだけあって、動作させたままだと結構暖かくなります。放射温度計で測ったところ、一番暖かい場所で51度でした(室温24度)。お使いになる時はこのことを覚えておいてください。
■構成■
毎度おなじみESP-WROOM-02のTOUTをアナログ入力として使います。TOUTは1v入力なので、空気質センサーの出力は分圧してから使います。接続はこれだけです。空気質センサのDoutは使いません。なお、空気質センサーは100mA近い電流を消費するので、小さなUSBシリアルだと電流容量不足になります。
ESP-WROOM-02 | USBシリアル | 半固定抵抗 | 空気質センサ |
5v | Vcc | ||
Vcc | 3.3v | ||
Gnd | Gnd | 1 | Gnd |
Tx | Rx | ||
Rx | Tx | ||
Tout | 2 | ||
3 | Aout |
■調整方法など■
分圧には10kΩの半固定抵抗を使いました。ぶっつけ本番でいきなりToutにつなぐとESP-WROOM-02をぶち壊す可能性が高いので、最初はブレッドボードの上で半固定抵抗の1を5v、3をGndに接続し、2とGndの間の電圧をテスターなどで測定しながら抵抗のツマミをまわし、約1.2vになるように調整します。
空気質センサーの出力が4vなのだから5vで調整するとしたらフルスケール1.25vなのですが、少し余裕を見ます。なお、半固定抵抗の1と3は対称なので、調整後に組み込む際に間違えないようにします。私の場合はツマミのついている側を1に決めています。
先日のSCL/SDA同様、こういう決め事を作っておくと事故を防ぐことができます。
…と、数多くの事故にまみれてきた私が言うのだから説得力があります。
…いや、無いのか。
■ソフトウェア■
毎度おなじみの秒単位簡易リングバッファで1分間の平均値を取ってThingSpeak.comへ送っています。■計測結果■
計測結果ですが、ほぼ無臭のフロンガスのエアダスターに対しては1mぐらい離れたところで使っても反応があります。無水アルコールにもわりと敏感ですね。私が「ハーッ」て息を吐きかけると、てきめん、数字が上がるので心が傷つきます。[19]で息を吹きかけました。 |
ThingSpeak.comでの計測値はこんな感じ。
さて。加齢臭にはどうなのか。知りたいような知りたくないような。明日、換気状態で出勤して値はどう変わるのか。追ってご報告申し上げたいと思います。
…私が寝ている間に62まで下がりました。04:15ごろ起床。
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