とあるESP32製品の書き込み用基板を作りました。
- CP2102N
- micro USB
- TX/RXのLED
- 入力側VUSB, D+, D-に保護回路(バリスタ)
- 自動ESP書き込みモード(トランジスタ2個使うアレ)
って感じです。もう枯れたICなので、さくさくと設計してJLCPCBに発注。とある会社のコーポレイトカラーにあわせて黄色にしたのですが、なんかオレンジっぽい黄色になってしまいました。2x2枚パネライズしてもらってステンシルも頼んで約5,000円です。
すっかすかですが、ネジがでかいからしょうがない(言い訳)。
出来上がった基板、ご自宅生産工場のステンシルプリンターでハンダクリームを塗布。今回から共晶ハンダクリームをXG50から千住金属さんのに変えました。今のところ違いよくわからないですが、XG50よりもねっとりした感じで実体顕微鏡で見ると粒子が細かく均一……な様な気がします。
QFN28なのでピックアンドプレースでちょっと苦労しましたが、横からピンが見えるのでヘッドルーペとピンセットで位置を微調整。試作なので1個だけわざとピン幅の1/3ほどずらして置いてみましたが、ちゃんとアライメントされていました。ピン幅1/3って0.1mmなのですが、それでも物凄くズレているように感じてドキドキです。2.54mmのDIPで「手が震えるわー」って言ってたの3-4年ぐらい前……人間って年を取っても成長するもんです(しみじみ)。
出来上がってテストしたらLEDが点灯しません。確認してもダイオードの向きなど間違っていません。ググったら、Silicon Labsのツール「Xpress Configurator」で設定する必要があるとのこと。以下うろ覚えですが、こんな感じ
- Silabにアクセスしてアカウントを登録
- Simplicity Studioをダウンロード。Win, Mac, Lunux版があります。
- インストールしたら起動。アカウントを入力します。
- USBコネクタをつなぐと、つながってるデバイスが現れます。
- 選択しておいてから、new projectでCP2102Nなんちゃらを選び、ドライバなどをインストール
- documentペインを下にスクロールすると下の画面が出てきますので、Alternate FunctionをTx Toggle, Rx Toggleに変更します。
- Program to Deviceボタンをクリックして、書き込み完了→ちょっと待って→ヴェリファイ完了、が出てくれば書き換え完了です。
- あとは、micro USBをつなぎかえて、ちょっと待つと次のCP2102Nが認識されるので、そしたらProgram to Deviceを押します。
- なお書き込んだことは一度リセットしないと反映されません。確認をかねて一度USBを引っこ抜いてArduino IDEなどから書き込みを実行し、Tx/RxのLEDが点灯することを確認しましょう。
マニュアルというか使い方ビデオが整備されてるんですが長くて我慢できず、適当にいじっていたら動いた、というやつなので、あくまでも目安にしてください。
ということで、無事完成しました。よかったよかった。
こういう簡単な基板設計・製造もやってます。
お仕事の相談は、CrowdWorksかLinkedInまでお願いします。
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