2019年7月10日水曜日

3Dプリントとアクリル板加工

倉橋屋謹製WiFi対応ニキシー管時計の土台に基板を固定するための試行錯誤の一貫として3Dプリントを使うことにしました。

自前の3Dプリンタがまだまだまだ届かない(Kickstarterで2回破綻して、2台到着待ち(SLAと複合機)というおバカすぎる状態)ので、DMMに頼みました。20x50x5mmの三角形で1個1400円ぐらい。納期約10日。値段はしょうがないけどもうちょっと速くならんものか…ということでElecrowにも見積をとってみています(これについてはまた後日)。

が、届いた3Dプリント、私がFusion 360でネジに「モデル化」をチェックし忘れたためにネジが切っていなかった…orz

ということで、古来より使われているタップを注文。すったもんだ※の挙げ句、ようやくちゃんとしたネジが切れました。余分に作っておいたプリントで強さを確かめてみましたが、ちゃんとネジが止まる程度の強度でも壊れないので今回の用途には十分使えます。さすがに思いっきりネジ締めたら潰れると思いますが、それはまぁ3Dプリントではなく普通のナイロンネジでも同じっすね。


次はこれをアクリル版に固定します。位置決めには「スジボリ用ガイドテープ6mm」を使いました。適度な厚さがあって透明でしっかり粘着するので定規+けがき針よりもしっかり保持できます。透明で密着度合いが見えるので、溶解性と浸透性の高いアクリル接着剤はともかくとろみのある接着剤や塗料なら十分マスキングとしても使えます。



接着にはセメダインスーパーXクリアを使用しましたが:

1回目…2時間経過してまだ十分降下していないのに力を入れてしまって剥がれた
2回目…清掃が十分でない上に初期硬化が遅すぎてくっつかない

という不器用以前の状態。

というわけで3度目の正直できれいに研磨してから接着してみたのですが…26時間経過後に試すと指の力だけで剥がれてしまいました。もっと時間のあるときに再挑戦します。

なので、3Dプリントのナイロン材の使用は一旦保留して、レーザーカットしたアクリル板を重合法で接着しました。

以前はプラスチックの注射器を使っていたのですがゴムが溶けて動きが悪くなるので、ガラスシリンジを使ってみました。今のところいい感じで使えています。1本500円ぐらい。今度買い足して、ハンダクリームやジェルフラックスでも使ってみようと思っています。


工房で作ってもらった黒いアクリル板は少し曇りがあったので、ヤマハのピアノコンパウンドをフェルトにつけてミニルーターで鏡面研磨しました。浅いキズだったので仕上げコンパウンドだけできれいになりました。

モノタロウのマスキングテープで左右の位置決めをし、例によってスジボリ堂6mm幅ガイドテープで手前のエッジからの平行を確保。もうガイドテープなしではプラスチック加工ができない身体です私w そのうち時間ができたら、ガイドテープをピッタリ貼った状態でどの程度アクリル用接着剤の侵入を防げるか試してみます。

で、接着剤を流し込みます。1分でがっつり固まってくれました。


しまった…また完成写真を取り忘れた…。


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