なので、基板をくわえ込む爪?を3Dプリントします。左右用と中央用の2種類がありますが、出力の都合で左右用を別に作ります。
今回のテーマは、似たようなものを3つ作る、です。似たようなもの、というか寸法が同じ出左右対称なんてものを作る時にスケッチを3枚作ってしまうとサイズ変更が生じた時の手間が大変です。1枚のスケッチを使いまわして、押し出しで左右対称にし、もう一枚スケッチを追加して違う向きの穴を開けています。
■スケッチから■
基本の図形を書きます。四角い穴の向きは中央用と左右用では異なりますが、中央用は後で書きます。
■立体にする■
押し出しで、下の枠部分を作ります。スケッチの平面を基準面として対象に2.5mmにします。
上の爪部分を2.5mm、今度は片側だけ押し出します。
■フィレットと面取り■
角張っていると欠けやすいのでフィエットを付け、ビルドプレートと密着する面=画面では上になりますが、ここのすべての辺を剥がしやすくするためと密着面が太ることを見越して面取りします。穴部分の面取りもお忘れなく(私は忘れて出力しなおしになりました……穴を棒が通らなくてですね)。
■移動■
では、左右反対側の爪を作ります。今作ったボディは邪魔なので、ボディ1を選択してから修正>移動で左右どちらかに15mmほど移動します。
■立体、フィレット+面取り、移動■
では次。また押し出し(対象2.5mm)で棒の通る部分を作ってから、さっきとは異なり基準面の下に2.5mm押し出します。
で、フィレットと面取りですが、さっきは画像上の面にフィレットを付けましたが、今度は下に付けます。
■また移動■
ボディ2をクリックして、修正>移動で、今作ったやつをどけます。
■中央の爪を作る■
押し出し(対象2.5mm)でボディを作りますが、左右対称の形なので全体を対象押し出しとし、穴の向きが違うので穴の部分を埋めています。
穴の通る向きに垂直なスケッチを作り、そこに「中心の長方形」で5.5mmの長方形を書きます。作図の邪魔なのでスケッチ1とボディ1とボディ2は一時的に非表示にします。
この四角を押し出しで穴にします。ボディ3が表示されているとスケッチを選べないので、押し出しを選んだ後でボディ3を非表示にし、上で描いた四角を選び、対象5mmを切り取ります。5mmじゃなくていいんですが、大きめに切り抜いておくとサイズ変更したときに残っちゃった、なんてことがないので(ただ大きすぎて隣を切り取ってしまうこともありますので注意)。
で、3Dプリンタの特性上、穴が垂直になるように出力する必要がありますので、底になる面を密着面とし、フィレットと面取りを入れます。
できたー。
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