2016年12月21日水曜日

ケースをレーザーカッターで作る

MDF切断中。ボックス内は煙で充満するw
昔電子工作といえばアルミシャーシでしたが残念ながら私はとても不器用です。しかし、今は図面がそのまま形になってしまう装置が手軽に使えるようになってきました。DMMの会員になって会社帰りに寄ろうか…などと考えていたら、比較的近所にレーザーカッターを使えるファブカフェを発見。

近所といっても自転車で20分ですが…レーザーカッター、UVプリンタ、3Dプリンタ(熱溶解積層法式と光造形形式があります)などがあり、今度、ローランドのデカいNCフライス盤が入って現在マニュアル制作中とのことです。楽しみ楽しみ。

で、何度か通って、アクリル板やトレーシングペーパーをカットして遊んでおります。レーザーカッター使用料(45分2,160円)と施設利用料(1日1,080円…微妙に痛い)が必要なので小遣いを逼迫しておりますが。

ここに入っているレーザーカッターはUNIVERSAL/VLS2.30という機種です。出力30Wの炭酸ガスレーザで、5mmぐらいの透明アクリル板でもきれいにカットできます。

このたび、そんな素人にもかかわらず受託開発の一貫としてケースも作って欲しいという依頼をいただいて、とりあえず自分用のアクリルケースで練習をしてみました。

■CADソフトで作図■

無料のMac版DraftSightを使用しています。

CADといえばPCB CADのEagleに苦戦したことは記憶にあたらしいところですが、やっぱCADというのは独特のUIを持っていて、パソコン歴30年を超えるワタクシでもマニュアルなしでサッと使えるというわけには行きませんでした。暗黙的にモードが切り替わるあたりに未だに慣れることができず、「画面上の95x100mmの長方形を100x105mmにする」という操作を調べるのに半日かかってしまいました(笑)。

エスケープでモードを抜ける>エンティティをクリックする>四つ角のどれかをクリックする>コマンドラインから@5,5と入力(相対座標をそれぞれ+5する、という意味)してリターン

って感じです。まぁ基本的にコマンド操作をマウスでやっているだけだし、パラメータはマウスよりキーボードから入れる方がラクで正確…というのをわかってしまえば何とかなるんですが。

なお、DraftSightで作図するときには、ブツの外形と寸法線、用紙サイズなどを別レイヤとして作っておく必要があります。でないと、寸法線などをいちいち削除しないとレーザーカッターに送れません。

■Adobe Illustratorへ■

前記レーザーカッターがIllustratorのプリンタドライバとして動作する関係上、Illustoratorが必須です。ファブスペース三鷹にもありますが、前記の通り45分2,160円なので自宅で準備しておかないと死にます。買いましたともさ、このために。デジハリ版の半額の奴ですが。

当初DraftSightから吐き出したDWG形式ファイルを読むことができなかったので、SVGやPDFにエキスポートして読み込んでいたのですが、そうすると何故かサイズが変わってしまいます。半分になったりすればさすがに気づくのですが、5%ぐらい小さくなるという微妙さ加減で、見事にアクリル板1枚ムダにしましたorz

結果としてわかったことは「DraftSightからR2010形式DWGで保存すれば何の問題もなくIllustratorで読み込める」です。Illustratorで読み込んだら、外形線レイヤを選んでパスの太さを0.01ptに設定するだけです。

■カットしました■

4mm厚さでA4サイズのアクリル板は約500-1000円。やすいのは押出成型、高いのはキャスト成形品です。寸法精度は前者の方が良いのですが、型に流し込んで成型するので分子量が多いキャスト型の方が強度や物性が優れています。今回は練習なので安い押出成型品を使いました。

それでも失敗したらもったいないので、さらに安い4mm厚のMDFで試し切りをしました。残念ながら、ファブスペース三鷹のレーザー加工機は調子がいまいちで、断面が垂直になってくれません。3mm厚のアクリル板でパッと見てわかるのだから相当です。

でも、とりあえずこんな風に7枚(天板は2枚重ねて、升に収まるようにしました)切れました。切断面はレーザーで燃えるので黒くなってしまいますが、それをデザインとして活かせるといいですね(願望)。

で、メンディングテープで貼り付けてみました。ホゾもなんにもないので隅をきちんと合わせるのが大変ですが、何とか組み上がりました。前述の通り断面の垂直が出ていないのですが、いい感じではないですか(自画自賛)。垂直が出ていないという意味では中学校の技術家庭で作った本棚から進歩はしていないのですが、揺るぎない直線とスキマのない四隅はまるでプロの作品のようです(自画自賛)。いやー、レーザー加工機って凄いですね。


とりあえず三鷹でプロトタイプを作って、うまくいったら図面をElecrowに送ってカットしてもらう、という流れでイケるかなぁ。

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