2014年9月15日月曜日

自作補聴器への道

■口上■

とりあえず、技術者のハシクレとして、補聴器を作ってみたい。もちろん、親指の頭ぐらいのサイズに15chの適応型デジタルフィルタによるコンプレッサを搭載して米粒みたいな電池で140時間駆動、なんてのは絶対無理す。

なので、サイズと消費電力はとりあえず度外視し、また人の声を強調したり複数のマイクを使って話者以外の方向から来るノイズや風の音をカットする、なんて機能は原理知ってても実装するのに100年ぐらいかかりそうなので保留。

とりあえず「クラシックと落語を快適かつできるだけいい音で聞ける電池駆動補聴器」という路線を目指します。

■とりあえず■

デジタル信号処理についての原理ぐらいは知らないといけない、ってんで、雑誌の特集を読みあさったり、「やる夫で学ぶディジタル信号処理」を少しずつ読んだりしてみたのですが…数学以前のところで止まっている私の脳みそには難しすぎました…。

昔から、とりあえず動かしてみて、動かない時だけ何故動かないか考える、という生き方をしてきたので、先に理論を学ぼうとしてもダメでした。

というわけで、目次など吟味して選んだのがこの一冊


実はPICは苦手というか昔CPUのバグで物凄い回り道をさせられた経験などからあまり好きではなく、最近までMacOSXで開発環境使えなかったので、この本のことは大分前から知りつつも買っていませんでした。

でも、いきなりBlackfinなどに手を出してコケるよりも基板付きで3240円ならキズも少ないし、知らないジャンルに手をだす場合には動くサンプルからスタートして少しずつ改良していく方が理解しやすいので、ともかく買ってみました。

まだ基板は綴じ込んだまま読んでいるだけですが、あまり数式が出てこないので大変わかりやすいです(ああ自分で書いてて情けない)。フーリエ変換が何で動くのか、ようやく心の底から理解できたような気がするw

そんなこんなで、まだフィルタ1つ作っていないのですが…始めました。

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