2020年1月22日水曜日

3Dプリント:アポロのコクピットを擬似3D化(失敗)


Twitterでいい感じの画像があったので、selva3d.comという濃淡を三次元化するサービスで擬似的に立体化してみました。


画像の出典がわからない……プロ作家の笹本さんが公開しているものだからパブリックなものだろう。ご存じの方、ご教示いただければ幸いです。

selva3dのサービスは、標準解像度は無料、高解像度版は1回$2.5をPaypalで支払います。今回の計器パネルは非常に精密、標準解像度だと蝋細工が溶けたみたいなので、$2.5を払ってみました。

Fusion360でSTLとして開くことができます。



このままだと断片バラバラで出力できないので、背景に板を作ります。スケッチで長方形を作って押出。ただ、そのまま押し出すと裏に少しはみ出してしまうので(STL化の誤差でしょうか)、オフセット-0.5mm、押出2.0mmにしてみました。2.0mmだと厚いんですが、どうせうちのプリンタではこんなでかいものは出力できず50%に縮小することを見込んであります。

ここで計器パネルと結合しちゃいたいのですが、フォームはメッシュボディと結合できません。

なので、板に必要なフィレットなどをつけてからメッシュ化します。そのうえで、メニューバーで「メッシュ」のモードに切り替え、修正>メッシュの結合を行います。結合したのがトップの画像です。

メッシュとして結合すれば、そのままSTLとして出力できます。60MB近い大容量になりました。あとは、ChiTuBoxで読み込んで、向きを合わせてからリサイズ50%にします。スライスして保存。



Longer3Dツールで読み込んでlonger3d用に出力します。スライスは50umにしました。レジン、臭いけどあまり縮まないLONGSELL Photopolymer Resin(黒)なので少し硬化時間は長めにします。



あとは出力。30分と予測が出ています。

結果。細かすぎて形成できずFEPシートに半分ぐらい固着しました。
シート上にいい感じに造形されております。



久しぶりのVAT分解・シート交換になりました……軽く1時間かかるので、朝ごはん食べている時間がなくなりました……。

もっと大きなサイズで硬化時間をドーンと長くすれば成功する可能性ありますけど、失敗する度にFEP交換はしんどいのでこれにておしまいです。まぁ縮小しないやつをElecrowに頼むのも面白いかなと思っていますが、自分ちではやらない。

selva3dのサービスは十分使えることがわかったので今後も使っていきたいです。

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