2019年4月26日金曜日

中華製鉛フリークリームハンダ


リフローでの実装は現在は100%ステンシルを使っています。品質は向上したのですが、使用済ペーストの処理が厄介、という問題に遭遇しております。

糸ハンダではせいぜい「燃えるゴミに出したりしないように気をつけて自治体の指定通りに捨てる」だけでしたが、ハンダペーストは微粒子なので溶け出しやすく、もし間違って体内に入ったら大変なことになります。鉛ってわりと日常的な物質なのですが、調べてみると「鉛製のアクセサリーを飲み込んだ乳幼児が数日後に脳死」なんて事例があったりして、結構ヤバいす。

なので、作業後のステンシルやスキージーは
  • 広げた新聞紙の上でフラックスクリーナーを染み込ませたキムワイプで拭き取る。新聞紙の上で作業するとわかるけど、ハンダの粉が結構落ちます。
  • キレイに拭き取ったところで使用済のキムワイプや新聞紙を丸めて、ビニールのチャック袋に密閉。有害ゴミとして廃棄。
という感じで処理しているのですが…これだけで小一時間かかってしまいます。作業が終わってゴム手袋を外すとやれやれ、という感じ。

ということで、鉛フリーのペーストを試してみました。AliExpress経由で買ったMECHANICというブランドの217度ペーストです。

MECHANICは共晶ハンダではごく一般的なブランドで、私もステンシルを使うようになってからはずっとコレなのですが…残念ながら鉛フリーハンダペーストの品質はよくありませんでした。写真の通り、小さなTSSOPのランドすら広がりきっていません。いわゆる「濡れ性」が低い、ということなのでしょうか(写真の基板は金メッキ処理。写真だとわかりにくいですが金メッキが隠れずに見えています)。

残念ながら2枚作った基板は廃棄となりました…。

さて困った…と頭を抱えていたところ、Twitterのタイムラインで「松尾ハンダ」様は個人相手でも500g単位でペーストを売ってくださると知り、さきほど注文してみたところです。

結果は改めてご報告します。

加筆:結果はこんな感じです。最高だぜ松尾ハンダ
松尾ハンダの鉛フリーハンダクリーム

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