2019年4月14日日曜日

リワークの達人(への道)



あまり自慢できたことではないのですが、最近、初めて使うチップでドハマリしておりまして、部品交換や手直しを頻繁に行うため、妙に手際が良くなりました。

吸取り線とフラックスを併用するようになったのが効いてます。いや昔の吸取り線ってフラックスが粉を吹くほどに染み込んでいたんですが、今のはそうでもなくて、別にフラックスを使わないと駄目なんですね。それ知らなくて「今の吸取り線はどうもイマイチ」って思っていたのですが…いや、フラックス塗ってから使うと効くわー(笑)。

■表面実装の抵抗・コンデンサなど■

1005(mm・以下同)なら、電動式のハンダ吸い取り機でチップごと吸ってしまいます。

1608以上だと私の手持ちのノズルにはでかいので、

  1. まず基板用フラックスを多めに塗る
  2. チップ全体をかぶせるように吸取り線をのせてハンダゴテで上から加熱しつつ斜め方向に軽く力をかけるとズルッと滑ります。
  3. もう一度フラックスを塗って、ランドの上に吸取り編みを載せてハンダゴテをあて、雑巾がけするようにハンダを拭き取る
  4. フラックスクリーナーを適量落として綿棒で拭き取る

って手順ですっきりキレイに取れます。

■SOT-23ぐらいのトランジスタなど■

上記と同様の方法でも取れますが、ハンダゴテを2本使うと楽です。私の場合は通常のハンダゴテの他に前記の電動吸取り機をコテ代わりにも使っていますが、メインで使うハンダゴテの他に安い安い中華製ハンダゴテをもう一本買っておいて大きめのマイナスドライバーやカッターナイフみたいなコテ先をつけておくと何かと便利です。

いずれにせよ、大きなコテ先を2ピン側、もう1本を1ピン出ている側に当てればツルッと取れます。お掃除は上と同じ様に。

そういえば電子工作再開した当時は「左手でピンセット使えない」と嘆いておりましたが、いつの間にか普通に使ってます。人間の適応力すごい。まぁそれを言うと当時は「表面実装ばかりになったら、わしら不器用な人間はどう生きていけばいいんじゃ」なんて言ってたんですが、今はPQFPのピン間に1005のセラミックコンデンサ載せたりしているんだから、人間の適応力すごいです。


USB顕微鏡下での作業ですが、USB顕微鏡もレイテンシが大きくて買ったばかりの頃はまともに作業できなかったんですよね。あ、これは、ワタシのレイテンシーが大きくなって適応したのかもしれないw

■ESP32ぐらいまでのチップ■

以前書きましたが、ヒーティングガンとカプトンテープのお世話になっております。

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