2017年4月14日金曜日

DS1307に水晶発振器を取り付ける



まぁ表題の通りですw

DS1307+は手頃なRTCですが、ユニバーサルボードなどでもっと手軽に使うために、32768hzの表面実装水晶発振器を直接貼り付けました。

まず、ごく少量の水で湿らせた耐熱スポンジ(自重5gに対し水5g程度)に作業用ブレッドボード(配線用とは別にはんだ付け作業用のを用意しておくと気兼ねなく使えます)を輪ゴムでとめてから、DS1307+を挿します。

続いて、UV硬化レジンを爪楊枝で塗ります。UV硬化接着剤は10倍ぐらい高価なのであまり強度の必要のない箇所にはレジンを使ってます。まぁ瞬間接着剤ほどの強度はないですが、ガラスコップに貼り付けたアクリル板を剥がすのに渾身の力を込めないと無理なので、それなりに強度はあります。今回の用途には十分ですね。ちなみに私はUV硬化レジンを適量シリンジに入れてアルミホイルで包んで置いてあります。いちいちレジンの瓶から他に移さなくても少量使えるので便利です。

レジンを硬化させるには375nm波長の蛍光灯か日亜製LEDを使ったライトが良いです。上記レジンの場合、10秒で触ってもべたつかなくなり、厚めに塗っても1分ぐらい照射すれば完全に硬化します。違う波長の安いLEDランプだとぜんぜん硬化しないんですよね。なお、厚く塗った場合にはダメ押しで太陽光の下にしばらく放置すると良いそうです。

急な雨に注意が必要ですが(経験者談)。


ピンセットで慎重に水晶発振器を載せます。とはいえ瞬間接着剤ではないので時間を気にしないで作業できますし、適度にとろみのある液体なので不器用な私でも全然楽勝。念のためですが、表面実装の水晶は電極をこちらに向けて取り付けます。


位置が決まったら、ピンにフラックスを塗り、はんだ付けします。クリームはんだを使う方が良いと思いますが、冷蔵庫から出すのが面倒だったので普通のハンダを使いました。最後にフラックスクリーナーでよく掃除して出来上がりです。


これでSDA, SCL, Vcc, Gndの4本を配線するだけでDS1307を使えるようになりました(Vbatは別w)。

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