2020年2月8日土曜日

3Dプリント:反ったSLAプリント対策

放射温度計で計りながら、ヒーティングガンで温めます。

まず、反るのは、ビルドプレートに密着した側は硬化時間が長いので密度が高く、そこから離れると密度が低いため後硬化で硬化した際に大きく収縮して反ります。バイメタルみたいな感じで。

比較的反りにくいレジンもありますが、反ることは反りますね。

反ってしまったら、ビルドプレート側(山側)を上にして、100度以下に設定したヒーティングガンで温めます。温めすぎると溶けるので、50度強ぐらいが目安。いい感じに温まってきたら反対側(谷側)を上にします。この時点では熱膨張のため反りがひどくなっているかもしれません。で、谷側を温めるとこちらが熱膨張して反りが治っていきます。で、こちらも50度強ぐらいに温まったら、やけどしないように気をつけながら平らな面に押さえつけて冷えるのを待ちます。この時、加熱しすぎた箇所を抑えると変形してしまいますので、加熱しすぎと押さえすぎには気をつけます。

注意するのは、ビルドプレート側を縮めるのではなく、谷側を伸ばす、ということです。ビルドプレート側は寸法が出ているので、そっちを縮めようとすると全体的に誤差が出てしまいます。

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