2024年4月11日木曜日

ポゴピンの台、作りました。



作った基板の検査用に基板裏から接続して計測などする必要が生じたのでDIP 8の形に生えたポゴピン探したんですが……ないですね。

なので作りました。

最初ユニバーサル基板重ねて動かないように固定してからはんだ付けすれば楽勝じゃね?って思ったんですが、ユニバーサル基板の穴は0.8mmぐらい。今回使う「凹」型のポゴピンは太さ1.3mmなので通らない。

基板を起こそうかとも思ったんですが、時間もないのでとりあえず絶縁した台を作ってワイヤ引っ張り出しました。

1. 3Dプリント→ピンバイスで穴加工

FDMで穴のサイズをいくつか変えて出力したんですが……ダメダメでした。最近うちのSnapmakerさんご機嫌ななめで、ノズルを交換しないと駄目な感じです。

SLAプリントなら精度出るんですが、いま手荒れがひどくて使用禁止。

ということで、ピンバイスで1.5mmに穴を広げました。PLA硬いけど、なんとかOK。

2. はんだ付け

ポゴピンを台に通してから導線をはんだ付けします。ゆっくりはんだ付けしていると台が溶けるのでご注意を。はんだ付け不要のタイプなどもありますが、今回、在庫の都合ではんだ付けしました。

3. ポゴピン通していい感じに仮接着

この項目の作業はSLAで精度良く出力したら不要かも。

作業用のジグを出力しました。ポゴピンが同じ長さになるように、ポゴピンを通してひっくり返した「台」が作業台と水平になるように保つジグです。

ポゴピンを穴に通してから、台をひっくり返した状態で上記ジグにはめ込んで、ポゴピンがみんな平行かつ垂直になっているのを確認してから、ホットグルーを垂らして動かない程度に固定します。

ホットグルーが温かいうちに水平垂直を確認しまくります……冷える時の「ヒケ」で動いたりしますので。

4. ホットグルー増量→再融解

ホットグルーを積み増しします。1回で乗せるとヒケやらで台無しになりますので、2-3回に分けて盛ると良いかと思います。

分けて盛ると、ホットグルーが汚くなりがちですが、そのときには手芸用のヒートガンでゆっくり温めます。するとグルーがいい感じに溶けて、滑らかかつ均一になります。糸引きなんかもキレイに溶けて一体化するのでグルーガン下手な方(遺憾ながら私だ)はぜひ。


いやー……大変でした。買うと高いわけですね。

でもDIPの「肩」に針立てるやつなんかを作っておくと楽だろうなぁ。あとポゴピン通すユニバーサル基板こんど作ろう。

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