2015年2月18日水曜日

BBBにI2CでLCDつないでみた

BBBも混雑しはじめてきたw

いやー、嫌ですね、技術屋って略号ばっかりで…と言われそうなタイトルですが。とりあえず、いろいろググっていたら、シェルスクリプトだけでI2C液晶が時計になってしまう記事を見かけたので、さっそく試してみました。


まず、i2cの初期化をします。初期化について参考にさせていただいたのはこちらです。
記事はRev.A5AでうちのはRev.Cなのが原因かどうか、少しパラメータなどが違っていました。

まず、P8-17/18ピンのi2c端子I2C1を有効にしますが、その前にポートの状態を調べておきます。

root@beaglebone:~# ls -al /sys/bus/i2c/devices/i2c-*
lrwxrwxrwx 1 root root 0 6月 22 2014 /sys/bus/i2c/devices/i2c-0 -> ../../../devices/ocp.3/44e0b000.i2c/i2c-0
lrwxrwxrwx 1 root root 0 6月 22 2014 /sys/bus/i2c/devices/i2c-1 -> ../../../devices/ocp.3/4819c000.i2c/i2c-1
root@beaglebone:~#
view raw gistfile1.txt hosted with ❤ by GitHub

つぎに、ポートを初期化します。
echo BB-I2C1 > /sys/devices/bone_capemgr.9/slots
もう一度ポートの状態を確認します。

root@beaglebone:~# ls -al /sys/bus/i2c/devices/i2c-*
lrwxrwxrwx 1 root root 0 6月 24 2014 /sys/bus/i2c/devices/i2c-0 -> ../../../devices/ocp.3/44e0b000.i2c/i2c-0
lrwxrwxrwx 1 root root 0 6月 24 2014 /sys/bus/i2c/devices/i2c-1 -> ../../../devices/ocp.3/4819c000.i2c/i2c-1
lrwxrwxrwx 1 root root 0 2月 18 23:00 /sys/bus/i2c/devices/i2c-2 -> ../../../devices/ocp.3/4802a000.i2c/i2c-2
root@beaglebone:~#
view raw gistfile1.txt hosted with ❤ by GitHub

良いようです。はい。ここで注意。配線したのはI2C1ですが、今設定して変化したのはi2c-2って書いてある行です。上の記事によれば、1と2の番号とデバイスが入れ替わっているのだとか。よーわからんのですが、Beagleboneにはこういう要素が多いような気がします。ともかく、先人のおかげでハマらないですみました。ありがとうございます。

というわけで、秋月の液晶「 I2C接続小型LCDモジュールピッチ変換キット」をBeagleboneと接続します。GND, 3.3V、あとは10kΩでプルアップしたSDAとSCL。基本これだけでいいのですが、RESET端子を3.3Vにつないでおきます。オープンにしたままだとリセットされないことがあるので。

接続したら、確認します。

root@beaglebone:~# i2cdetect -y -r 2
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 a b c d e f
00: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
10: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
20: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
30: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 3e --
40: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
50: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
60: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
70: -- -- -- -- -- -- -- --
root@beaglebone:~#
view raw gistfile1.txt hosted with ❤ by GitHub

液晶のデバイス番号3eが見えますね。秋月の資料には「スレーブアドレスは、0x7Cです」と書いてありますが、これはread/writeビットを最下位に置いて読んでいるためです。これ、メーカーなどによって読み方 / 指定の仕方が違うので悩むんですよね…。ともかくBBBでは3eです。

では、今度はBeagleBone Black のハードウェアハック(5)を参考にしてデジタル時計を動かしてみます。viでコードをコピペするのですが、記事とはi2csetのパス(i2cset=/usr/sbin/i2ctest)と接続しているポート(bus=2)が異なるのでそこは書き換えたのですが…記事の通りでは真っ黒い四角が並ぶだけでした。上記秋月の資料と比較してみると、コントラスト設定値として0x3fが指定されてて液晶が真っ黒になってしまうのと、意味はわからないですがICONってのがOFFになっていること、が原因のようでした。秋月の資料と同じデータ順にして、ばっちり動きました。

#!/bin/bash
i2cset=/usr/sbin/i2cset
bus=2
chip=0x3e
LANG=C
# initialize LCD display
$i2cset -y $bus $chip 0 0x38 0x39 0x14 0x70 0x56 0x6c i
sleep 0.5
$i2cset -y $bus $chip 0 0x38 0x0c 0x01 i
sleep 0.5
while true ; do
MSG=`date +"%X" | perl -pe '$_=join" ",map{ord }split//'`
$i2cset -y $bus $chip 0 0x01
$i2cset -y $bus $chip 0x40 $MSG i
sleep 1
done
view raw gistfile1.txt hosted with ❤ by GitHub

スクリプトでこんなことできちゃうんですね。すげー。

改めて、初期化とスクリプト時計の執筆者の方々に感謝申し上げます。おかげさまで今夜はすっきりぐっすり眠れそうです。

ありがとうございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。