■破損箇所■
スクリューの上を上下するアンチバックラッシュナットのネジ山が潰れました。グリースが粉状になってほとんど潤滑されていなかったようです。
■問い合わせ■
FacebookのLonger 3dグループに相談、Amazonでおすすめの部品を教えてもらったりしたのですがピッチが違って使えず。メーカーのサポートに連絡したところ、代替品を送ると連絡をもらいました。スクリューシャフトも傷ついているみたいなので一緒に送ってもらうことに。
■DHLですぐ届いたが……■
スクリューシャフトは別物で長さが合いませんでした。また、分解中にフォトインタラプタを壊してしまったので、そっちは有償で、正しいスクリューシャフトはもう一度無償で送ってもらうことにしました。
■もう一度DHL■
届いたのですが……残念ながらスクリューシャフトは前と同じでOrange 30には長すぎるっちゅーねん。てことで諦めます。幸い、古いスクリューの傷は下の方だけなので上下をひっくり返して使うことにしました。どうせそんなでかいのは出力しないしね。
■修理手順■
すいません、外す順番 / 組み立てる順番ちょっとうろ覚えです……。
- 液晶にしっかりカバーをする。
- ネジはほとんど同じですが違うのもあるので、どこから外したのかしっかりわかるように皿などを用意しておきます。タワーの根本6本、ビルドプレート4本、スライダー4本でアンチバックラッシュナットは交換できます。フォトインタラプタを交換するにはあと2本外します。なので皿は3つか4つ。
- ステッピングモーターのところのカプラーを締め付けているイモネジを緩める
- タワーの根本の6本のネジを外す。これ以降、タワーが不用意に倒れたり、タワー下にあるコネクタや配線を痛めないように注意します。
- タワーを上に上げるとフォトインタファプタのコネクタがあるので、向きをちゃんと記録しておいてから丁寧に外す。雑に扱って壊したバカは私です。タワーを横倒しにして作業できますが、液晶に傷などつけないように気をつけて。あと、古いグリースのカスがポロポロ落ちてくると思いますが、掃除機でキレイに吸い取ります。
- 配線やコネクタに負担がかからないように注意しながら、ビルドプレートをささえるネジのついた板とスライダーをつなぐ4本のネジを外す。ビルドプレートをささえる板が外れる、はず。
- アンチバックラッシュナットとスライダーをつないでいる4本のナットを外す。
- スクリューをディグリーザーやIPAでよく洗浄します。
- 必要があれば、フォトインタラプタを交換します。私は壊したから交換するので普通は不要です。ふははははははははははははははははははは。
- アンチバックラッシュナットを3つに分割します。ネジ穴のついているナットをビルドプレート部にネジ止めします。この時スプリングがついたままだとネジが斜めになるので注意。
- ビルドプレートにネジ止めされたアンチバックラッシュナットにスクリューをねじ込みます。バネを通し、バネを思いっきり圧縮してアンチバックラッシュナットのもう一つのナットとのかみ合わせを合わせた状態でスクリューをねじ込んで行きます。うまくいくと、両ナットの間に1mmぐらいの隙間が空いた状態でスクリューが通ります。結構回転が渋いのですが、グリースをつければ良くなります。
- グリグリ回してアンチバックラッシュナットの下に3-5cmぐらいスクリューが出るようにします。
- フォトインタラプタのコネクタを元通り接続します。
- スクリューの下部をステッピングモーターのカプラーに差し込みます。イモネジを十分緩めてしっかり奥まで差し込みましょう。
- スライダーとビルドプレート部をネジ止めします。スライダーと高さが合わない時にはスクリューを回します。この時、カプラーからスクリューが浮き上がらないように注意します。
- タワーの根本の6本のネジを締めます。
- カプラーのイモネジをしっかり止めます。
- スクリューにグリースを丁寧に塗ります。多すぎてもホコリを吸ってヤスリ状になるだけなので、薄く均一に塗るのがコツです。だそうです。私はできませんが。
- 動作テストします。
いやはや……。
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